かけ橋

かけ橋 第10号 1997年5月26日発行
発行所 新潟国際ボランティアセンター事務局
〒951 新潟市花町2069 新潟市東邦生命ビル7F
Phone&Fax 025(222)7899


NVC新潟国際ボランティアセンター設立8年目に向けて


 1990年3月に設立してから、NVCはこの春で8回目のお誰生日を迎えました。これまでNVCを支えてくださった皆様のご理解とご協力に、厚くお礼申し上げます。
 昨年は、新たに取り組んだベトナム未来プロジェクトが第3号まで完成しました。この事業の中間報告として、NVCについての資料満載で発行されたNVCライブラリー『ベトナム未来プロジェクト』は、各方面から好評をいただいています。また謄写版普及のためのプロジェクトもいよいよ本格的に始動し、今夏、現地でワークショップを開催する予定です。ラオス農村生活改善プロジェクトは、NVCがこれまでメインに取り組んできた活動であり、その成果として乳幼児死亡率が確実に低下していることが、現地を訪れたNVC会員から報告されました。旧ユーゴNGOとの交流は、派手ではありませんが、顔の見える国際交流の好例でしょう。新潟市内在住留学生に対する国民健康保換料支援は、さまざまな反省点を生かしつつ、今年も継続実施していきます。
 これらの事業の財政基盤になるのが、毎年実施している「愛のかけ橋バザー」です。昨年の第8回バザーは、新しい会場で新しい試みが行われ、パネル展示の充実や「ボランティア参加証」の発行など、好評でした。「ボランティア参加証」は、今後NVCだけでなく他の諸機関・団体で共通のものをつくることを模褒していきます。出版事業、「地球を知る講座」、スタディツアーも、年間の主要事業として取り組んできました。
 こうした機会を積極的に利用して、地域社会にありながら地球社会のことを考え、行動するきっかけを手にすることができたら・・・NVCは今年も着実に活動を続けていきます。
 「金儲けでもなく、名誉でもなく、義務でもなく、感動から出発している」(『ベトナム未来プロジェクト』25頁より)。NVCは「新潟の奇蹟」であるとのお褒めのお言葉も頂戴しました。これからもご協力をよろしくお願い申し上げます。

*各事業については次ページ以降の実行委員会からの報告をごらんください。

第8回NVC愛のかけ橋バザー
ご協力ありがとうございました
2,376,476円にもなりました


* 10-13ページのバザー協力者名簿は割愛させていただきました。



1996年度事業報告と1997年度事業計画
NVCが実施しているプロジェクトごとの報告です。(原稿到着順)。実行委員を随時募集しています。

NVCベトナム未来プロジェクト(VFP)実行委員会********************************************************

 NVCベトナム未来プロジェクト(VFP)実行委員会では、1996年度に以下の事業を行いました。内容は、いずれもWOCA(ホーチミン市婦人慈善協会)との協力による小学校建設で、それぞれ2教室、2トイレの建設、電気水道など諸設備、先生4人・用務員1人の1年分補助給料、制服、備品の配備です。
  (1995・6年度)   場所                             開校式     予算 
  VFPI         Hamlet 7,Bibh Hung Hoa V., Binh Chanh D.    96.05.27    $12,000
  VFPU         Hamlet 2, PhuocKien V., Nha Be D.         96.09.05    $14,000
  VFPV         Phuoc Loc V., Nha Be D.                97.01.31    $14,000
1997年度は、以下の事業を行います。内容は96年度と同様です。
  (1997年度)
  VFPW         Hamlet 1, Dong Thanh V., Hoc Mon D.,       97.06.16    $15,000
  VFPX         Hamlet 2, Tan Nhat V., Binh Chanh D.,       97.08or09   $15,000  
 なお、故藤崎匡史氏(藤崎千代子未亡人)によるご寄付は、VFPWに、県職労本庁支部のご寄付は、VFPXにそれぞれ支出されます。VFPWは、嶋田真千代会員から3分の1の資金を送金していただき、すでに着工いたしました。竣工は6月16日の予定です。これに向けてスタディツアーを組みますのでふるってご参加下さい。 
 本年度の定例実行委員会は、毎月第二月曜日の運営委員会前の6時から6時半に開催の予定です。ベトナムプロジェクトの最新情報を得たい方、アイデアや意見をお持ちの方の参加をお待ちしております。(文責:多賀)

===♪ベトナム未来プロジェクト拡大委員会開催のお知らせ♪===
1997年6月7日(土)午後4時より、NVC事務所にてベトナム未来プロジェクト拡大委員会を実行します。今年度中には5つ目の小学校が開校することになりました。今後、このプロジェクトをどう展開していったらよいかを、6月のスタディーツアーに出発する前に話し合いたく存じます。実行委員でなくとも、ベトナム未来プロジェクトに興味がおありの方でしたら、どなたでもご参加下さい。多数の出席をお待ちしております。

NVCバザー実行委員会

 恒例の「NVC愛のかけ橋バザー」を10月4、5日(土、日)に開催いたします。昨年同様、会場は新潟中郵便局をお願いし、より楽しいバザーにしたいと考えています。
 6月2日(月)午後6時30分からNVC事務所で、第1回バザー実行委員会を発足させたいと考えていますので、多くの皆さんのご参加を心からお願いします。実行委員としてご協力いただける方は、当日直接NVC事務所にお越しください。当日ご都合のつかない方は、事前にNVC事務所にご連絡ください。
 昨年のバザーについては、NVCライブラリー第7巻『ベトナム未来プロジェクト』の「第8回バザーを終えて」の中で記載させていただきましたが、今年でラオス支援が総額1千万円を越えますし、ベトナムの小学校建設が6月には4校目(通称、藤崎学校)が開校するなど、着実に実績を伸ばしています。バザー収益は、NVCが実施している事業の活動資金として期待されていますが、昨年は多くの方々から1万点を越える商品を提供していただき、300人を越える方々から当日の売り子さんなどとしてお手伝いいただきました。寄付金も多く頂戴しています。このような皆様のご協力が、国際協力活動そのものであり、直接、国際社会に対する貢献になっています。
 今年は円安傾向のため、例年以上のバザー収益が望まれます。今年も「売上目標300万円」を目指し、準備を進めたいと思います。
 バザーはNVCの大事な事業です。バザーを成功させるためには、企画、広報(マスコミ、ポスター、ちらし)・商品収集・販売、当日のお手伝い等々、皆さんからお力添えをいただきたいことがたくさんあります。積極的なご協力を重ねてお願い申し上げます。(文責:バザー実行委員長 野水和行)

ツアー企画委員会

 1996年度、ツアー企画委員会では、以下のスタディツアーと派遣を行いました。
     (1996年度)
     第15回ST   96.05.26〜06.02   ベトナム・タイ(17+1)  野水団長
     VFPU協力   960730〜08.29    ベトナム           福田会員
     第16回ST   96.08.26〜08.29   ベトナム・韓国(6)     篠田団長
     VFPU開校式  96.09.02〜09.06  ベトナム            袖山代表、西村会員
     第17回ST   96.11.18〜11.24   ラオス・タイ(2)       山井団長    
     VFPV協力   96.12.18〜97.01.15 ベトナム           福田会員 
 このほかに、多賀会員がベトナム(96.10.31、VFPIII,VI,Vの交渉)、江口会員がクロアチア(旧ユーゴ委員会参照)を訪れました(ともに私費)。 
 1997年度は、以下を予定しております。とくに、第18回は「もうかけ」でお伝えしたように、第四校の開校式参加をメインにしております。本年度は実質的に事業実地検証を兼ねたスタディツアーはこれ1本になります。ふるってご参加下さい。第19回は、これまでとは異なり、県青年リーダー海外研修に少人数で同行し、ベトナムプロジェクトを紹介し、謄写版のワークショップを開催する形を取ります。さらに第20回は、20回記念として、会員から公募してこれまでのツアーにこだわらないNVCから一歩離れた自由な企画を立てたいと思っております。歴史ツアーや、文化ツアー、自然ツアーでもよいと思います。現在以下のような二つの案が挙がっておりますが、これにかかわらずどんどんアイデアをお寄せ下さい。 (1997年度)
     第18回      97.06.13〜17 or 21   ベトナム+S'pore   VFPW開校式 
     第19回      97.08.26〜09.04     タイ・ベトナム     県青年リーダー+謄写版 
     第20回記念   案@97.10.31〜11.06  インドネシア・カンボジア・ベトナム
     (行く先公募中) 案A97.xxxxxx      ネパール
企画委員会は、随時行っております。ご意見を事務局にお寄せ下さい。(文責:多賀)



旧ユーゴNGO交流プロジェクト実行委員会

§コンセプト 

 NVCは1回のクロアチア・スタディツアーと、民主的・平和的NGOの活動について3回の現地調査を行いました。最近の彼女・彼らが異口同音に訴えるのは、「難民問題や民族対立、女性の社会的地位など旧ユーゴ社会の問題は何も解決されていないのに、形の上では戦争が終わったことで、国際社会が旧ユーゴへの関心を失っている」ということです。このことは具体的には、旧ユーゴNGOとコンタクトを取る国外の団体と、その財政的支援が減っていることに示されています。
 NVCの旧ユーゴNGO交流プロジェクトとしては、「旧ユーゴ紛争は終わっていない」という認識に立ちながら、またCWWVをはじめとする民主的で平和的な現地NGOの情報に基づき、旧ユーゴ市民の現状について、多くの人々に関心を持っていただくことを基本にしたいと思います。その上で、「私たちに何ができるか」を多くの市民・NGOとともに考えて行きます。  

§具体的活動 

 1995年のCWWVのプロモーション・ビデオを翻訳し、その後にNVCが撮ったテープを合わせて編集し直し、日本国内でのプレゼンテーション用ビデオ・テープを作製する。そのためには、専門機材とビデオ編集のプロが必要です。これを県内で上映するとともに、全国の女性団体・平和団体・個人等に販売します。上映会、ビデオ・テープ販売ともにCWWVへのカンパ付きになります。
 新潟の市民が気軽に旧ユーゴスラビアへの関心を持ってもらうために、川崎の市民団体が行っている『旧ユーゴスラビア子どもの絵展示会』を新潟でも開催し、川崎市在住の今時ミルカさん(旧ユーゴ出身)の講演会をセットにします。
 CWWVをはじめとする旧ユーゴNGOとの情報交換は、現地調査も含めて引き続き行い、NVC会員に適時、適当な方法で現地情報を提供します。(江口 昌樹)


新潟市内在住留学生国民健康保険料支援実行委員会

平成7年の総会で承認されたこの事業につきましては、昨年7月発行の「かけ橋」9号に一度書きましたが、今年の総会後「そんなことやってたのですか、知り合いの留学生にも教えてあげよう」と何人かの会員に言われましたので、再び簡単にお知らせいたします。 一年以上滞在する外国人は年間12,200円(扶養家族が一人増える毎に4,600円加算、8年度現在)の保健料を払って国民健康保険に加入しなければなりません。この半額を助成するのが、この事業です。新潟市国際交流協会が年間100万円、NVCが20万円を拠出して実施団体となりました。対象は県内の大学や専門学校に在籍し新潟市に外国人登録をしている私費留学生です。市に保険料を支払った留学生は領収書をつけて学校に申請し、学校は推薦書をつけて実施団体に書類を提出、審査のうえ受給者名は学校に通知され、助成金は直接留学生に支払われます。 帰国する学生への早期給付以外は翌年度に給付されることになっていますので、8年度中に支払われた7年度ぶんの保険料に対する助成は、私費留学生130名中73名に対し441,000円でした。8年度ぶんについては、すでに10名の帰国者に60.673円が早期給付されています。 これらの金額は当初の予想を相当下回りました。その一因は学校に取りまとめを依頼してありますので、学内での広報が思うに任せず、留学生にこの事業が周知徹底していないからではないでしょうか。ようやく英語と中国語のパンフレットも作成されましたし、今年度からは大学に直接アプローチしやすい成嶋先生が担当してくださいますので、この事業の一層の発展を期待しています。 私個人としては半額でなく全額助成できないものかと考えたこともありましたが、個人の健康は自分で責任をもつという意識が大切なのでそれは無理ということになりました。また市だけでなく県下の学生が対象になれればよりよいと思いましたが、市国際交流協会の立場を考えればこれも無理というもので実現しませんでした。顧みて私自身の努力も十分ではなかったと反省しています。(文責:高橋節子)


謄写版普及(識字教材協力)プロジェクト実行委員会

 今年の総会で謄写板普及プロジェクトを開始することが決定しました。
謄写版普及プロジェクト実行委員募集中です。
 山井会員が昨年ラオスから購入してきた謄写板が、日本の膳写版や原紙とあまりにも違うことに戸惑いを感じてまだ活動に手をつけていないのが現況です。印刷見本は布製でラオス文字の表(日本でいう50音表)と多色刷地図です。事務局に保管してありますのでご覧ください。
 ユネスコは2000年までに読み・書きのできない非識字の解決を目指す行動計画を策定しています。また、教育は発展途上国援助の新しい対象としても注旨されています。
 ベトナムスタディツアーで学校訪問した際、教科書がない、WOCAの慈善事業のひとつに女性の自立を援助している、この解決に「電気が要らない」「使用方法が簡単」「使用者が修理も可能」な謄写版を利用できれば、教材の作成や、収入につながる事業が考えられ、さらに識字教育も、などと欲張った思いで頭の中は一杯になりました。帰国後の報告会で話をしたら、瓢箪から駒が出てしまいました。
 SVA(曹洞宗国際ボランティア会)はラオスに謄写版プロジェクトを5カ所で実施し、ラオス製謄写版はこれまでに約2000台が現地生産され、教科書印刷などに活躍し、教育効果をあげているということです。NVCはこれから一歩を措み出します。新しいプロジェクトは苦労もあれば楽しみも大きいと思われます。ベトナムでワークショップを開催したり、フォローアップに訪問・後部支援できる実行委員になる方を募集します。
 今月中のご連賂をお廣いします。(運営委員 大竹 康子)


地球を知る講座実行委員会


 4月5日の1997年度稔会で、運営委員の若月、佐藤(正)を中心に『NVC地球を知る講座』実行委員会の新設が決定いたしました。私たちの他に野水、馬場、藤井会員も加わっての強力布陣ですので今後ともよろしくお願いします。
 NVCでは、これまでスタディツアーの報告会や内外からの講演者を招き、東南アジア全般やラオス、カンボジア、ベトナムさらに旧ユーゴやアフリカのセネガル等の現状についての講演会を実施してきましたが、昨年度は残念ながらベトナムについて私の講演一一つのみで終わってしまいました。今年度はより一層の講座の活性化を目指すとともに、いわばNVC主催の「国際理解講座」としての認識で、今後は広く一般市民向けとして魅力ある公開講座を積極的に設定していきたいと考えています。
 今年度は幸いにも、多賀会員のご好意により、グローバルな視点からの「世界転換・五つの予兆」という演題で国際社会の展望を探る内容で第15回目の講座として幕を開けることができましたが、このように東南アジアのみならず、地球環境問題など国際社会のさまぎまな課題についても草の根の視野で何とか考えていけるような有意義なテーマを既に準備中ですのでご期待ください。そして、今年度の取り組みの最大イベントは何といっても10月に開催される“まなびピアにいがた,97”の行事参加です。そこでの全体のテーマ、演題および講演者等について会員各位のご協力をお願いします。(NVC地球を知る講座実行委員会代表 若月 睾)

ラオス農村生活改善ワークショップ実行委員

 NVC設立のきっかけでもあったラオス農村生活改善プロジェクトへの支援は、いよいよ8年目に入りました。1996年度からは、日本国際ボランティアセンター(JVC)と現地で農村生活改善のためのワークショップを共催するスタイルに移行し、実績として、例年どおり1万ドル(1202488円)を共同事業費としてラオスへ送金、11月には山井和緒会員、井上隆会員の2名から現地へ行っていただき、ワークショップが実際どのように行われているかを観察していただきました。
 これまでNVCが支援を続けてきた成果として、現地では、乳幼児死亡率が低下し、また女性の自律が促されたことなどが報告されています。一方で、急激な資本主義経済の波のなかで、たとえば世界的にも評価の高い伝統織物を手がける人が減少している、森林の大切さが軽視されている、など、NVCが対応しにくい問題の発生も指摘されています。
 今年度も、1万ドルの送金と秋または冬に実施されるワークショップの開催にあわせて会員を派遣することを計画しています。現地との関係をフィードバックし、議論を深めていくなかから、今後のラオスプロジェクトの在り方も探っていきたいと考えています。(文責:西村)


NVCまなびピア新潟実行委員会

 10月9日〜13日にかけて、県内6地域をメイン会場とした生涯学習フェスティバル「まなぴピア新潟」が開催されます。これは全国持ち回りで行われる生涯学習・社会教育のお祭りで、新潟県教育委員会が誘致活動をし、平成5年度に第9回目の開催地として新潟県が決定されたものです。新潟市、長岡市、上越市、新発田市、佐渡地域、小出地域がメイン会場ですが、NVCもこれに参加することにしました。
 具体的には10月12日に新潟市のユニゾンプラザ(今年の新年会の金額)で「地球を知る!アジアを知る!NVC講座」‥‥謁理実習室であのグリーンカレー等を作るアジア料理講習会、大会議室ではNVCの各種事業展開地へ行かなくても行った気になれる講座やワークショップ等、楽しめる事業展開を計画しています。さらに9〜13日をとおして、おなじユニゾンプラザの県民サロンでNVC事業や開運の国々を紹介するようなパネル展示「来て!見て!NVC」も計画中です。
 バザーの1週間後の、それも連休最終日ですが、くつろいで楽しめる時間こしたいので、みなさま日程を空けておいてくださいね!来てみてちょ!また、お手伝いしてくださる方(スタッフ)大募集してます。事務局に連絡ください。(藤井由美子)


出版事業実行委員会

1996年度
第5巻『われ思う故アジアに在り』 照光真会員編集 森の国ラオス探訪、戦後50年特別企画ツアー報告
第6巻『戦火の果てに生きて』 江口昌樹会員編集 クロアチアのNGOを訪ねて・・・
1997年度
第7巻『ベトナム未来プロジェクト』 多賀秀敏会員編集 プロジェクト中間報告、あなたもNVCを語れる資料の数々
 いずれも大好評を得ている3冊です。このほかにも、第2巻『ネットワークラオス』に若干残部有、第4巻『3万マイルのスタディツアー』残部有、となっています。上記の『われ思う・・・』は、若干残部有、『ベトナム・・・』は売り出し中。ご希望の方は事務局までお問い合わせください。(西村)



NVC 1996年度予算及び決算

―収入の部―

予算 決算
前年度繰越金
会費
バザー売上・寄付
ツアー参加費
雑収入

 本・はがき・コーヒー
 カレンダー
寄付金
 通常寄付金
 ベトナムプロジェクト宛
 (郵政省)
利息
4,051,295
1,000,000
1,300,000
2,500,000
 500,000

 200,000
 300,000
 200,000



20,000
 4,051,295
1,083,500
2,376,476
3,985,180
1,120,300

 361,300
 759,000
4,238,363
 414,870
2,987,493
836,000
  2,799
合計 9,571,295 16,857,913

―支出の部―

予算 決算
ラオス協力事業費
 バザー諸経費
 農村改善プロジェクト協力費
留学生健康保険
国際人材育成事業費

 スタディーツア・一旅費
 ツアー諸経費
 報告会諸経費
 JVC研修
出版事業費
 ツアーー報告集
運営費
 印刷費
 通信費
 交通費
 会議費
 謝金等
 事務経費
その他
 県国際交流協会会費
 カレンダーー      ー
特別事業
 へ◆けムデロシ寸ェクト
予備費
次年度繰越金
1,100,000
100,000
1,000,000
 300,000
2,680,000

2,500,000
 80,000
 50,000
 50,000
1,000,00
1,000,000
1,100,000
 300,000
 250,000
 200,000
 50,000
100,000
 200,000
 330,000
 10,000
 320,000
 300,000
 300,000
2,761,295
0
1,947,437
744,949
1,202,488
200,000
4,112,399

3,985,180
106,899
5,000
15,320
494,400
494,000
806,297
5,620
194,497
30,000
21,328
50,000
474,852
634,280
10,000
624,280
3,578,250
3,578,250
30,000
5,054,850
合計 9,571,295

次年度繰越金 16,857,913−11,803,063=5,054,850


1996年度決算につき監査した結果、本会の財政は健全に運用されていることをを認めます。
1997年4月3日 新潟国際ボランティアセンター監事 平田敏彦 
                                成嶋 隆


8回バザーに参加して

第8回NVCバザーの際、当日の売り子さんとしてお手伝いくださった3人の高校生から、感想を寄せていただきました。3人は敬和学園高校の2年生グループで、新聞記事を見て、誘いあって参加してくださいました。


感想
大井ゆかり


 私はインターアクト部に入り、初めてNVCのことを知りました。今までそういうバザーなどに参加したかったのですが、そんな機会はありませんでした。今回はバザーの売り子として参加することができました。しかも茶話会や新年回にも参加させていただきました。NVCの会員の方々やボランティアの方々はみんな親しみやすかったので、気楽に参加できました。
 他の国への援助などは、国の政府間でなければできないと思っていましたが、バザーに参加したり、街頭募金(他の運動で)に参加したりして、やはり、国の政府間での援助もあるけれど、国民同士のつながりもある、とハッキリ思いました。その国その国の人々の活動は政府などとは違います。私たち一人一人でも、現状を変えられるんだと思いました。
 バザーなどを通して、ボランティアを見る目がまた少し変わりました。今年もバザーがあるそうなので参加し、また皆さんと話したいです。


バザーに参加して
鈴木澄枝


 私は高校に入って、初めてボランティア活動を経験しました。中学3年のころから、ボランティア活動に興味はあったものの、そのような機会には巡り会えませんでした。去年の「かけ橋バザー」参加は、ボランティア活動の始まりのようなものでした。
 少しでも、自分が誰かの役に立てたら、と思い、一生懸命がんばりました。しかし、初めての経験だったので緊張してしまい、思うように体が動かず、最初はボーッと立ち尽くしてしまいました。せっかくお客様が来ても、どうすればいいのか分からず、迷惑をかけてしまったりもしました。「自分は一体、何のためにこの場にいるのだろう?これでは、ここにイナイ方が、まだマシなんじゃないだろうか?」時には、そんなことを考えたりもしました。そのときは、すごくつらかったけれど、でも、お客様や一緒に活動をしていた仲間に励まされ、勇気づけられ、何とかあきらめずにがんばることができました。「誰かに言われてから何かをやるんではなく、何かが必要だと思ったら、自分から進んで、すぐにそれをする。」これは、活動の中で学んだことです。
 バザーが終わってから、私の頭の中には、「つかれた」という言葉より先に、「たくした。
 ボランティア活動は、思っていたよりも難しく、大変なところもあったけど、けれど、すごくやりがいのあるものだと思いました。今年のバザーも、はりきってがんばりたいです。そして、もっともっと、自分を磨いていきたいと思います。


NVCのバザーに参加して
本望五鈴


 昨年の夏、私はインターアクト部の活動の一環としてバザーに参加しました。売り子として出たのですが、さまざまな学校の高校生や大学生もいて、私は改めてボランティア精神をもつ学生が増えてきていることに感動しました。
 バザーではコーナーがいくつかありますが、私はベトナムの民芸品を売る係につきました。私だけが高校生で、あとの方は全員専門学生ななど年上の方ばかりだったのですが、とても親切にしていただいて楽しく働くことができました。民芸品もブローチやバッチなど、きれいで丈夫な作りの物ばかりで、最初のほうは、ただ単純に、「こんなにキレイな物を作るなんて、ベトナムっていい国。」とか思っていました。でも、話を聞いたり、ベトナムのことを教えてもらううちに、『このキレイな物で人々は生計を立て、生活している』この事実がどれだけ重要なことかを知りました。私はここで売っていて、売れなくても生活していけるけれど、向こうの人達は売れなくては生活できない。そう思うと、今ままはTVだけでしか、遠くからしか見たり感じたりできなかったベトナムが、すごく私の近くにきたような気がして、これくらいしか私にはできることがないのか、と、少し悲しくなりました。しかし、何もやらないよりは、バザー等のボランティア活動に参加して少しでも役に立ちたいと思い、以前よりも一生懸命に活動をする決心を固めました。
 このバザーに参加することによって、ボランティアとは軽い気持ちでやってはいけないな、という思いと、そんな思いを持った一人一人が協力すれば、少しでも困っている人達の力になってあげることができるのだ、ということを改めて実感できました。たくさんのことを考えさせ、感じさせてくれたこのバザーに、私は今年も出たいと思っています。同じ意志をもった方々とがんばって活動していきたいです。



今年もやります!!!
第9回NVC愛のかけ橋バザー
ご協力よろしくお願い申し上げます


と き 1997年10月4日(土)・5日(日)
ところ 新潟中郵便局3階体育館(新潟市東堀通七番町1018)
ご協力いただきたいこと

商品を提供してください
 毎年、1万点以上の商品を提供していただき、ほぼ完売しています。ご自宅で眠っている贈答品、食べ切れない日もちのする食料、テレホンカード、お酒、雑貨など、新品でしたら何でも結構です。バザーの商品としてご提供ください。その売り上げが、NVCが実施しているプロジェクトの運営費として使われ、国際貢献に投立ちます。またバザーへの寄付金も受けております。

前日の準備と当日の売り子さんとしてお手伝い下さい
 昨年はのベ300人以上の方々から、お手伝いいただきました.2・3日は、会場設営、商品の会場への搬入と、値段つけを行います。人手はいくらあってもよいので、1時間でも2時間でもボランティアとしてお手伝いください。当日の売り子さんも募集しています。気軽にご参加ください。中学生から主婦、全社員から公務員まで、さまざまな職業の方々が、まいとし集まっています。

買いに来てください
 お買い上げいただいた収益が、NVCのプロジェクト運営費になります。たくさん買っていってください。会場では、NVCの活動に関するパネルも展示する予定です。
         ・・・・・お問い合わせは、NVC事務局まで・・・・・

まなびピア新潟'97
「地球を知る!アジアを知る!NVC講座」

と き 1997年10月12日(日)
ところ ユニゾンプラザ(新潟市上所2−2−2)
どんなことをしますか? 
 グリーンカレー料理講習会。みんなで試食します。そのあと、地球を知るNVC講座を開催。NVCのプロジェクトに「行った気になる」一日にしませんか。
            ・・・・・詳細はNVC事務局まで・・・・・

* 10-13ページの第8回NVC愛のかけ橋バザー(1996)参加者名簿は割愛させていただきました。 

《参考》「第8回NVC愛のかけ橋バザー」
【昨年のバザーです】

ベトナムでの小学校建設とその他の教材の補充、学校の先生の給料補助などを含めた「ベトナム未来プロジェクト」を、NVCと現地のNGO(WOCA)との共同事業として実施しています。プロジェクト第一号の学校が今年5月に竣工式を迎え、地域の子どもたちや村民から大変喜ばれました。第二号、第三号と継続していく予定です。 ラオスでJVC(日本国際ボランティアセンター)とラオス婦人同盟が実施している農村生活改善プロジェクトを支援しています。これまでに833万円を送り、その成果は乳幼児の死亡率減少として現れつつあります。伝統織物の保存、森林保護などにも活用されています。
とき
平成8年(1996年)
9月28日(土)10時〜6時
9月29日(日)10時〜4時
ところ
新潟中郵便局体育館(3階)
市内在住の外国人留学生に対する国民健康保険料補助を共同事業として行っています。留学生が、新潟で安心して学べるための事業です。
その他の緊急支援事業として、旧ユーゴスラビアの難民・避難民への医療費を支援するためにチャリティーコンサートを開催しました。緊急支援事業は、これからも年に一つずつ実施していきたいと考えています。 新潟という地球の一点から今年もバザーを通してラオスやベトナムの農村、足下の国際社会など世界中に新潟の心を輸出します。くれぐれもよろしくご協力くださるようお願いいたします。
また近くで関心のおありの方にお声をかけてください。

皆様のご協力をおまちしたしております・・・・・・・・・・・・・・第8回NVC愛のかけ橋バザー実行委員会(NVC新潟国際ボランティアセンター)



・・・・・「かけ橋」ろんせつコーナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ビルマ(ミャンマー)へ先日行って来られたばかりという高橋正樹会員から、一文を寄せていただきました
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ビルマの民族問題と軍事政権

                     NVC会員 高橋 正樹(新潟国際情報大学)

 ビルマ(ミャンマー、以下ビルマ)は民族的な多様性を特徴とする東南アジアでも、特に多様な民族が混住する国である。今日、ビルマの全人口4、400万人のうち67%が支配民族のビルマ族である。少数民族としては、カレン族が9.8%、シヤン族が8.2%、その他、カチン族・アラカン族・チン旗・モン族などが続く。このビルマの民族の多様性は、植民地支配によって形成され増長された側面が強い。そして、イギリス植民地から独立した戦後も、その負の遺産から解放されていない。戦後一貫して、軍事政権は少数民族の分離独立運動への対抗勢力として自己を正当化してきた。小論では、民族問題と軍事政権との関係に焦点を合わせてビルマ現代史を鳥瞰したい。
 いまここで、「民族」を文化の同質性を主権国家形成の基盤にしている集団と定義する。この場合、まだ自前の国家はないが国家形成を目的として政治運動を起こしている場合も民族と定義できる。他方、主権国家形成を主張しない文化集団を「エスニツク集団」と呼ぶことにする。さらに、文化的要素を排除した主権的政治共同体は「国民」ということができる。原理的には国民とは、文化的相違があっても、構成員全員が平等な政治的権利を保証される主権的政治共同体である。

植民地主義と民族化

 さて、ビルマにおいて、文化やエトニー(原初的民族性)を同じくする集団が、主権的政治共同体の形成を求める「民族」としての特徴を意識し始めるのはイギリス植民地時代においてである。その民放化の方向は3つに別れた。第1は、植民地支配民族(イギリス人)に対抗する過程での被支配民放の形成である。これはビルマ族の反英民族主義を通して現れた。そもそもイギリスからの独立運動における民族主義はビルマ族のものであった。ビルマ族はイギリスの支配が仏教を破壊してしまうことに強い危機を感じていた。そのため、ビルマ族の民族主義は仏教と深い結びつきがあった。たとえば、1930年から32年にかけての「サンヤーサン反乱」は、ビルマ族の民族主義のたかまりにとって非常に重要な契機をもたらしたとされるが、これは仏教に基礎をおいたビルマ族による反英独立運動であった。
 第2は、植民地支配での分割統治をされた諸民族同士の対立過程で形成されていった。すなわち、イギリスがカレン族を優遇し利用することによって被支配集団内での民族的対立を激化させ、このことがビルマ族とカレン族の対立となって現れたのである。カレン族は1813年以降、米英の宣教師の影響を受けてその一部はキリスト教化し、さらに教育を受けるようになってアメリカン・カレンとかブリテツシュ・カレンとか呼ばれる層が形成された。そして、すでに1824年の第1次ビルマ・イギリス戦争や1852年の第2次ビルマ・イギリス戦争では、カレン族はイギリス軍に協力してビルマ族と闘っている。さらに、1890年から1920年にかけカレン族の教育は非常に普及して、東南アジアの山地民族としては異例なほど多くのひとが教育を受けて、植民地政府の役人や軍人としてイギリスに忠実に仕えた。このような歴史背景からカレン族は、「アメリカの宣教師を“母”と呼び、イギリス政府を“父”と呼ぶ」ようになる。植民地支配のためにカレン族とビルマ族は仕組まれた敵対の歴史のなかで自己の民族を形成していったといえる。
 第3はやはり分割統治によるが、間接支配と直接支配による植民地支配の二元的支配による政治単位の分断化傾向である。この政策によって、間接支配を受けた集団は、伝統的な権力構造や文化をそのまま温存でき独自性を強化することになる。チン族・カチン族・シャン族などにイギリス間接統治がおこなわれた。それにょって、シャン州では伝統的な政治システムである世襲首長支配による「ソーブア」体制が維持され、伝統的な支配層や社会構造や文化が維持された。以上の過程でそれぞれのエスニック集団は、内部的な同化と他のエスニック集団との差異化を同時に進行させ、さらに文化側面が政治化され「民族」として変化していったのである。独立後のビルマは、この民族的に分断した領域を国家形成の基盤として受け継いだのであった。

民族問題と軍事政権
 日本の占領・敗戦の後、ビルマはイギリスからの独立を目指した。少数民族の連邦参加を目指して、ビルマ独立の父といわれたアウン・サンの指導の下に1947年のパンロン会議が開催された。これを受けて、1948年1月、ビルマ連邦共和国が誕生した。しかし、連邦共和国誕生まえに諸民族の調停役のアウンサンが暗殺されたこともあって、独立後ただちに激しい内戦状態となった。とくにカレン族、モン族を中心とした少数民族は反政府武力闘争に立ち上がった。49−50年にかけて、ラングーン政府は首都周辺をかろうじて確保するだけであったが、51年になると英米の支援を受け支配囲を拡大していった。
 48年以来首相であったウー・ヌは、58年にネウイン軍参謀長に選挙管理内閣として政権を委譲した。ネウインはウー・ヌから政権を移譲されると、シャン州の自治を許されていたソーボワからその世襲的特権を奪って自治権を否定した。この強行政策は、当然シャン族の反発を高めることになった。
 60年2月の祭3回総選挙で大勝したウー・ヌは再び首相になった。かれは総選挙で「少数民放の自治権拡大」を公約に掲げたが、それは少数民族の支持を獲得するためであり本気で実施する気はなかった。そのため、チン族やカチン族は自治権を強く要求した。また、シヤン州では憲法規定に従った連邦離脱の要求が高まっていったが、これが実施されると連邦国家解体を意味するので軍は警戒感を募らせていた。他方、もう一つの公約である「仏教国教化」は、非仏教徒を含む諸民族の反発を強めた。さらに、経済の「ビルマ化」はインド人や華人商人の反発を招き、62年1月にはラングーン商店街のストライキが行われ大混乱を生じさせることになった。

ネウィン体制
 このような歴史的な負の遺産である民族問題を解決できぬまま、政権内部でも派閥闘争が続けられ政治的に不安定な状況であった。軍部は、危機状態にあって何ら解決策を見いだし得ないのは、政党政治のせいだと考えるようになり、ついにネウィンは状況の打開を目指して、62年3月2日に軍事クーデタを実行した。
 ネウインによる「革命評議会」が全権を掌握し、憲法を廃止し議会を解散した。また、ウー・ヌによって強められた宗教色を弱め世俗国家を目指し、「ビルマ式社会主義」を基本理念に掲げ、軍部のビルマ社会主義計画党による一党独裁体制を敷いた。ネウインの進める政策は、軍の独裁による政治・経済・文化のビルマ化である。政治では少数民族の独立要求には武力弾圧で臨み、経済ではイギリス人・インド人・華人の資本家から経済実権を奪い国有化していった。また、文化・教育面ではビルマ語数育の徹底が行われ、少数民族言語の公教育における授業は事実上禁止された。このようなピルマ化を基本方針とする軍部による独裁は、少数民族を一層対立へと押やった。

民主化運動

 74年には名目的に新憲法に基づく「民政化」が行われたが、経済の不振による低賃金に苦しむ国営企業労働者のストライキが発生したり、ウー・タント前国連事務総長の遺体を学生が奪って反政府運動を盛上げるといった事態になった。
 そして、軍事政権に対する不満は、ラングーンでの88年3月の学生と有力者の子息との些細な喧嘩をきっかけにして爆発した。ネウィンは民主化要求に対して、7月、ビルマ社会主義計画党の議長を辞任する。しかし、8月8日以降、学生側は軍事政権打働を掲げて抗議デモを展開し、それに僧侶や公務員、一般市民も加わり、ラングーン市内で連日、数10万人規模のデモや集会が繰り広げられた。
 これに対して、9月18日、軍部はこの民主化要求運動に対して武力弾圧し、1000人以賢上の学生・市民が殺されたといわれる。軍部は国家法秩序回復委員会(SLORC)を結成して新たな軍事体制の立て直しをはかると同時に、複数政党制のもとでの総選挙を約束し政党活動を認めた。アウン・サンの娘で民主国民連合(NLD)の代表であるスーチーは国民的人気を獲得しつつあったが、SLORCは彼女を89年7月19日に自宅軟禁した。スーチーの立候補は認められなかったが、NLDは争0年5月の総選挙で392議席を獲得し、議席の80パーセント以上獲得という圧勝を成し遂げた。ところが、この事態をまったく予想していなかったSLORCは、選挙結果を無視して依然として権力の座に居座り今日に至っている。他方、国際世論の圧力に押されて、SLORCは95年7月、スーチーの自宅軟禁を解除した。以後、スーチーは自宅前の週末集会などでその市民への人気が依然高いことを物語っている。

少数民族へのアメとムチ
 SLORCは民主化を弾圧するとともに、民主化勢力と少数民族が共同行動をとることを恐れて、少数民族に射してはアメとムチの政策に出ている。SLORCは、政府を攻撃せず都市民主化勢力と関係を絶てば、武器の保有、支配地域の継続的支配、およげビジネスを認めるという提案による少数民族の懐柔に成功している。その一方で、SLORCは軍隊の増強を図り、交渉に応じない少数民族には武力攻撃を加えている。1988年の民主化運動以前は18万から19万だった兵力が、91年には28万に増強された。ビルマの国家予算の6割は軍事費に当てられているという。
 SLORCの強硬な態度を可能にしている国際環境の変化は、タイや中国といった近隣諸国政府との協力体制である。中国政府は90年以降、最新兵器等の軍事援助をラングーン軍事政権に行い、また少数民族に対する支援を止めた。他方、タイ政府も、これまでビルマの少数民族に緩衝地帯としての機能を求めて自国内に活動の聖域を与えてきた。しかし、89年以来、ビルマ政府とタイ政府は密接な関係を結んで、少数民族をビルマ国内に封じ込める政策をとっている。
 このような国際情勢の変化を受けて、少数民族への有効な対応が可能になった軍事政権は、その圧倒的な武力を背景に少数民度の反政府武装組線との和解交歩を成功させていった。95年までにほとんどの組線と和平交渉が成立した。残る最大の組線であるカレン民族連合(KNU)も苦戦を強いられている。一方、いわゆる「黄金の三角地帯」と呼ばれる地域で麻薬取引をしていたクン・サーもSLORCに帰順した。

日本、欧米の対応
 90年代に入って、ビルマは経済開放政策を採用して外資を積極的に導入してきた。さらに97年内に、ASEAN加盟を目指している。ASEAN諸国は、ビルマ軍事政権への「建設的対応」を謳うが、欧米、そして日本は経済援助の凍結などで民主化の促進を求めている。しかし、97年に入って、スーチーの自宅前の集会を禁止したり、民衆に強制労働させたり、さらにカレン族難民に射する武力攻撃している事態をうけ、アメリカ政府は97年4月にビルマへのアメリカ民河企業の新規投資を禁じた。他方、日本政府は人道的援助の無償援助を認めているが、さらに大規模な無償・有償援助の再開の機会をうかがっている。とくに、80年代を通じて、日本からのODAはビルマの外国からの援助総額の70%に登り、ビルマの貿易総額の30%を占めていた。ビルマへの最大の援助国であった日本は、援助再開に当たって民主化勢力と少数民族へのSLORCの対応に十分な関心を持つべきであろう。 




「ベトナム滞在中間報告」

NVC会員 福田忠弘

はじめに

 これまで、96年の2月に約5日間ベトナムに滞在したのを皮切りに、同年8月、12月に、それぞれ約1ヵ月間ベトナムに滞在してきた。すべて、NVC(新潟国際ボランティアセンター)関係で滞在してきたのが、これまで僕が何を考えてベトナムに行き、何を行い、どんなことを考えているのかということは、NVCの会員の皆様はほとんどご存知ないというのが現状ではないだろうか。ここでは、『ベトナム未来プロジェクト』では触れなかったことについて書いていこうと思う。ここでの意見は、すべて私個人の意見である。

学校建設、その後

 何といっても、ベトナム未来プロジェクト(以下、VFP)の最大の成果は、これまでに学校3校を建設し、当初の目的どうりに雨が降っても* q供たちが安全に勉強ができる環境を確保できたことである。(現在、第4校が建設中であり、6月中に完成予定)この3校の現在の生徒数だけでも約480名、将来の潜在的な生徒数を考えると、何千、何万という生徒に対して安全に勉強できる環境を提供していくプロジェクトである。この成果は大変な成果であると考える。しかし、依然として問題も残っている。NVCの学校建設は、貧しい地域を選んで建設がなされているため、学校ができたのはいいが、勉強している時間がないという生徒たちも出てきている。今年の1月に、第1号の学校を訪問し、授業を見学してきた。日本の小学生にあたる学年の生徒は、約40人が出席していたのに比べ、中学1年にあたる学年では、わずか4人しか出席していなかった。「他の生徒はどうしたのですか」と村長に聞くと、「働きに出ている」という答えが返ってきた。その後、WOCAのメンバーが、「ゴミ拾いだ」と付け加える。結局、学校ができても勉強している時間がないのである。勉強している時間があるなら、「仕事」に出ていたほうがいいということである。この「仕事」は、日本のゴミ袋(約40リットル)より一回り大きな袋に、鉄くず、プラスティッ* N、ペットボトルなどを袋いっぱいにして、約20円(2000ドン)にしかならない。ベトナムでは、20円だとモンキーバナナ1房の値段にしかならない。ベトナムでは、この「仕事」についている人々は多い。市内を歩いていても、学校建設地、予定地に行っても、必ずこの「仕事」をしている人々がいる。それだけに激戦である。一日「仕事」しても、ほとんどゴミなどは集まらない。この話を聞いたときには、貧しい地域に学校を建てているということを知りながらも、そして、子供たちも家計のための大切な働き手であるということは理解できるのだが、愕然とすると同時に悲しかった。せっかく学校を建設しても、なにも変わってないような気がしてならない。しかし、確実に変わって行くはずである。 この、愕然とした理由には2つある思う。古い校舎が新しい校舎になっても、相変わらずそこに存在する「貧しさ」について、もう一つは、学校を建設していい気になって「感動していた自分」についてである。この2つの根は深い。それだけに、学校(予定)建設地には常について回る問題である。「貧しさ」について、NVCが何か援助をするべきというのは早計であるが、常に頭にいれて行動しなくてはいけない モということである。「感動していた自分」については、後段で触れたいと思う。

配分金について

 VFP第2号の学校建設には、郵政省の「国際ボランティア貯金」からの寄付金が配分された。これは、NVCが一歩前進したと同時に、その先の歩みにたいしての「おもり」のような気がしてならない。WOCAとの交渉で、必ず激論となるのがこの「国際ボランティア貯金」に関してのことであった。当然ながら、計画書を郵政省に提出して審査された後に配分され、配分金使用後報告書を提出する。最初に提出した計画書を変更するには、変更届を提出しなければならず、認定されないとその配分金を変換しなくてはいけない。人々の郵便貯金の利子の20%を集めて、限られた資金の中で配分されるということは重々承知しているのだが、私のように「予定は未定」と考えている人間には、非常につらい。WOCAをも巻込み、必死になって「予定」と合わせようとする。果たしてそこまでする必要があるのだろうか。「必死」になる方向が違うのではないだろうか。ベトナムでは、学校建設する際に、設計図を作らずとも立派な学校が出来上がる。私は、そのようなベトナム* ャの考え方をする人々に対して、「日本流でお願いします」、と「平気」で言い続けてきた。どちらの考え方が優れているかの問題ではない。そう言い続けていた時、私は確かに日本でなく、「ベトナム」にいたのだ。第4号プロジェクトが、「国際ボランティア貯金」からの配分金ではないと言ったとき、「日本流」の申し出に「必死」で答えてくれたWOCAのメンバーの、ほっとした顔が今でも忘れられない。今回の経験は、NVC、WOCAの双方に大変参考になったはずである。(NVCのプロジェクトに、どのような影響を与えたのかということについては、『ベトナム未来プロジェクト』に収録されている、前田有樹「常駐体制」のp137〜141、必読) この配分金によって、NVCの活動に幅がでてくるのだから、べつにこの「おもり」を全部はずせと言っているのではない。以上に述べてきたことは、単に、WOCAと郵政省の板ばさみにな* )チた、私の愚痴である。愚痴ではあるが、これからいかに「おもさ」をとって、NGO独自の身軽な活動が出来るように、「おもり」を促進要因へと変えていくのかということを考えていかなくてはいけないのではないだろうか。

さいごに

 VFPについて、2つのことについてしか書けなかったが、ここではこれまでの反省も踏まえ、私がNVCに関係するうえでの抱負についてまとめてみたい。
 最初に、先ほど述べた「感動していた自分」に関連することについてである。多賀秀敏教授が、『ベトナム未来プロジェクト』の「はじめに」で、「(前略)くじけそうになると、だれもが最初の感動に立ち戻ることを忘れていないからである。金儲けでもなく、名誉でもなく、義務でもなく、感動から出発している。」と書いている。この一説は名言である。話しは変わるが、私が、ベトナムであった友人の一人に、孤児院でボランティアをしている男性がいる。
彼は、ある年の正月に神社を15 箇所以上周り、神の啓示を聞き、すべての家財を売り払いボランティアをやりはじめたそうである。こういうボランティアのやり方もあるのかと、ある意味尊敬してしまった。私には出来ないことである。しかし、彼は最近婚約し、必要最低限度のお金が必要であることに気づいたとも言っていた。話しを戻そう。
私は、感動は一つであるかのような錯覚に陥っていたのである。私の頭の中で、学校という建物だけが、地域の人々から分離してしまい強烈なイメージだけが浮かび上がっていたのである。これでは、本当の意味の活動が出来ない。これからは、目に見えるものばかりでなく、目に見えないところから、NVCの会員の皆様と一緒に、新しい感動の種を見つけていきたい。プロジェクト地を訪れる人がさらに増えることを希望する。そして、一緒に様々な感動を見つけ、さらに感動を深めていきたい。
 次に、個人的なことだが、現在私は東京に住んでいる。そのため、ベトナムでの活動報告について、直接会員の皆様にお知らせできないという状況がある。『ベトナム未来プロジェクト』を読んで、そのことの不十分さを痛切に感じた。これから、時間のできる限りNVCの会合に参加して、会員の皆様との* 流をしていきたい。それと同時に、このような文章で、少しづつ報告していこうと考えている。それには理由がある。ベトナム帰国後、よく「ベトナムはどうだった。どこがよかった」と質問されると、「よかったよ、うーん全部かな」としか答えない私の
性格がある。そのために、文章として表現したほうが、案外伝わるであろう。
 最後に、是非、スタディーツアーに参加されて、より多くの皆様が現地を訪れることを期待する。感動をより多くの方と分かち合うとともに、カウンターパートのWOCAにNVCの関心の
高さを示すことにより、「信頼関係」がより強くなると考えるからである。WOCAのメンバーは、私から見れば祖母のような年齢であり、数々の戦争を乗り越えられてきた強靱な精神を持つ方です。「孫」のような私が言うことに、彼女たちが誠実に対応してくれるのも、多賀先生をはじめとする会員の皆様の関心の高さが支えになっているからである。



各種会合のお知らせ

バザー実行委員会
6月2日(月)午後6時30分
 第一回目の会合をNVC事務所にて行います。以後、第二回目、第三回目の日時については、事務局にお問い合わせ下さい。 

ベトナム未来プロジェクト実行委員会
 毎月第2月曜日の運営委員会が始まる前の午後6時から6時30分まで、NVC事務所で実行委員会を開催しています。
6月7日(土)午後4時
 NVC事務所にて拡大運営委員会を行います。プロジェクトに興味のある方はどなたでもお集まり下さい。


NVC会員の皆様へ
 NVCの活動などについて話し合うため、運営委員会を開催しています。「もうひとつのかけ橋」第33号に掲戦したカレンダーをご参照のうえ、どなたでもご出席ください。また事務局日には、おもに事務作業などを行っています。お時間の取れる方、お集まり下さい。いずれもNVC事務所にて行っています。
運営委員会
 第2月曜の午後6時30分から8時まで
 第4土曜の午後3時から5時まで
事務局日
 第2・4土曜の午後3時から5時まで
 第3月曜の午後6時30分から8時まで
☆★☆★ 第16回地球を知る講座のごあんない ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 6月21日午後2時より、新潟ユニゾンプラザ(新潟市上所2−2−2)にて開催します。
 JVCラオスの現地スタッフ皆見陽子さんが一時帰国されます。この機会をとらえて、ラオスの現状とプロジェクトの近況についてお話いただくことになりました。
 また、第18回スタディツアーの短期間コースが17日に帰国します。帰国直後のホットなところで、第18回ツアーに参加した皆さんからこちらはベトナム未来プロジェクトの現況や感想、謄写版普及プロジェクトの経過などをお聞きする予定です。
 参加費は無料、どなたでも参加できます。会場へとご自由にお集まり下さい。

入会のお誘い
 どなたでも意思さえあればNVC会員になれます。種別は個人・団体・学生金員があります。
 【会費】
個人会員 年間一口1万2千円(月額1千円)
団体会員 年間一口1万円
学生会員 年間一ロ3千円(月額250円)
納入方法は郵便振替で【新入会員と明記してください】
 口座番号 00660−2−21594
 加入者名 NVC事務局

代表と事務務局長が交代になりました
 2年間の任期を務めてくださった袖山由美子前代表と、大竹康子前事務局長に代わり、新代表として高橋節子が、新事務局長として谷口良が西村智奈美が就任いたしました。今後とも変わらぬご理解とご協力を賜りたく、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

************お問い合わせはこちらまで************************************
NVC新潟国際ボランティアセンター事務局
〒951 新潟市花町2069 新潟東邦生命ビル7F
でんわ&FAX 025(222)7899
(常駐スタッフがおりません。普段は留守番電話になっています。伝言を残していただければ、後ほどこちらからご連絡いたします。お手数おかけしますが宜しくお願い申し上げます。)