国民健康保険料助成事業


 1990年に誕生したNVCが5年目にしてその事業を見直した折りに、海外 ばかりでなく足もとの新潟市に住む外国の人々に対しても何か出来ることがあるのでは、と言う声が上がりました。
 1995年よりNVCは新潟市国際交流協会との共同事業として、新潟市に在住する私費留学生に対する国民健康保険料助成事業に取り組んでいます。
 これは国費留学生に比較して経済的には不利な私費留学生が、新潟で安心して 勉 学に励むことが出来るよう、国民健康保険の加入料の半額を助成する制度です。
 初年度は年度末帰国者のみを対象としたため2件にしか過ぎなっかた助成件数 も 年を追って増加し2000年には174件に達しました。 2000年より介護保険制度の導入に伴い40才から64才の方には従来の保 険 料の加えて「介護納付金分」の保険料も助成の対象としています。
 今後とも各方面のご協力を得て、多くの留学生が安心して暮らせる環境作りの 一 つとして、この制度を発展させたいと思います。

これまでの掲載記事一覧

これまでの掲載記事一覧-index-

外国人留学生に対する国民健康保険料の助成事業について(「もうかけ」29号:1995年9月20日発行)
 今年度の総会で可決されました留学生の国民健康保険料助成事業が間もなく発足しますので概要についてお知らせします。
 専修学校や大学等に私費留学中の学生に対し,健康で安定した学生生活が過ごせるよう国民健康保険料の助成を行います。
 新潟市に外国人登録をしていて1年以上の在留が認められた学生約190人を対象に年間国民健康保険料の支払済額の2分の1を助成します。助成は年度末に学校経由で一括申請し,本人の口座に振り込む予定です。この経費の概略は平成7年度は約120万円、11年度には約200万円が見込まれます。この経費を賄うために趣旨に賛同される多くの団体や個人の皆様から資金提供のご協力をお願いいたします。
 この後「NVC」と「(財)新潟市国際交流協会」と連名でお願い文書を発送致しますが、皆様のご協力を心からお待ちしています。
 なお、ご協力頂いた方のご芳名はリーフレット・新聞紙上でも随時発表する予定です。


外国人留学生に対する国民健康保険助成事業について(「かけ橋」9号:1996年7月4日発行)
 昨年の総会において承認されました外国人留学生に対する国民健康保険助成事業が、NVCと新潟市国際交流協会を実施団体としてスタートしましたので、このことについてお知らせしたいと思います。

1. 1年以上滞在する外国人は必ず国民健康保険に加入しなくてはならないことになっています。1年間で一人暮しするなら11,500円、扶養家族が1人増えるごとに4.300円ずつ加算された保険料を支払う必要があります。(前年の所得がなく、保険料の6割が減免された場合)
 この保険料の半額を助成しようというのがこの事業です。

2.  県内の大学等に在籍し、新潟市に外国人登録をしている私費留学生です。私費留学生にとっては経済的負担から国民健康保険料の支払いが二の次、三の次になってしまい、安心して医療を受けられないケースがあるようです。

3.事業の流れ
   図(省略)

4.昨年度の拠出金は新潟市国際交流協会100万円、NVCとしては20万円でした。今年度はNVCとしては30万円の予算を計上していますが、金額と時期については新潟市国際交流協会と話し合いの上決定したいと思います。

5.昨年度はスタートが遅れたこともあり申請と給付は2件でした。今年度は5月末までに57件の申請があり、現在審査中です。
 この事業が発足したことから何らかの方法でもっとPRする必要があると思います。

 将来の留学生の増加を考えるとこの事業はさらに充実していく必要があると思います。どうぞ皆様のご理解とご支援をお願い致します。
(文責:高橋節子)



留学生国民健康保険料支援実行委員会(「もうかけ」33号:1997年4月21日発行)
(1996年度)
1996年度の支出は新潟市国際交流協会が100万円、NVC20万円。私費留学生総数225名のうち給付者73名、総額44万1千円。
(1997年度)
1997年度の支出として平成8年度末で帰国する留学生への早期給付分10人6万673円。9年度も引き続きに新潟に残る学生の8年度分の給付は9年4月以降にて続きを行う。今年度はNVCから10万円支出予定。もっとPRを行い、周知徹底することが課題。
 英語,中国語のパンフレット作成を予定している。


新潟市内在住留学生国民健康保険料支援実行委員会(「かけ橋」第10号:1997年5月26日発行)
 平成7年の総会で承認されたこの事業につきましては、昨年7月発行の「かけ橋」9号に一度書きましたが、今年の総会後「そんなことやってたのですか、知り合いの留学生にも教えてあげよう」と何人かの会員に言われましたので、再び簡単にお知らせいたします。

 一年以上滞在する外国人は年間12,200円(扶養家族が一人増える毎に4,600円加算、8年度現在)の保健料を払って国民健康保険に加入しなければなりません。この半額を助成するのが、この事業です。新潟市国際交流協会が年間100万円、NVCが20万円を拠出して実施団体となりました。対象は県内の大学や専門学校に在籍し新潟市に外国人登録をしている私費留学生です。市に保険料を支払った留学生は領収書をつけて学校に申請し、学校は推薦書をつけて実施団体に書類を提出、審査のうえ受給者名は学校に通知され、助成金は直接留学生に支払われます。

 帰国する学生への早期給付以外は翌年度に給付されることになっていますので、8年度中に支払われた7年度ぶんの保険料に対する助成は、私費留学生130名中73名に対し441,000円でした。8年度ぶんについては、すでに10名の帰国者に60.673円が早期給付されています。

 これらの金額は当初の予想を相当下回りました。その一因は学校に取りまとめを依頼してありますので、学内での広報が思うに任せず、留学生にこの事業が周知徹底していないからではないでしょうか。ようやく英語と中国語のパンフレットも作成されましたし、今年度からは大学に直接アプローチしやすい成嶋先生が担当してくださいますので、この事業の一層の発展を期待しています。

 私個人としては半額でなく全額助成できないものかと考えたこともありましたが、個人の健康は自分で責任をもつという意識が大切なのでそれは無理ということになりました。また市だけでなく県下の学生が対象になれればよりよいと思いましたが、市国際交流協会の立場を考えればこれも無理というもので実現しませんでした。顧みて私自身の努力も十分ではなかったと反省しています。 (文責:高橋節子)


その他